ウォールナットとは 濃い褐色と、白い辺材を持つ木
木材辞典
落ち着いた褐色の家具でおなじみのウォールナット。森工芸で案内しているのは、ブラックウォールナットの名で知られる北米の木材です。濃い色が印象的ですが、木全体が黒褐色というわけではありません。森工芸 ウォールナット A4ツキ板シート / AHEC:American walnut


掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名・英語名
- ウォールナット/American walnut、Black walnut森工芸 ウォールナット A4ツキ板シート / AHEC:American walnut
- 一般的な学名と科
- Juglans nigra L./クルミ科Kew POWO:Juglans nigra
- 自然分布
- カナダ南東部から米国中・東部Kew POWO:Juglans nigra
- 商品で案内する木目
- 柾目・板目森工芸 ウォールナット A4ツキ板シート
黒いクルミの木、その名の由来
ブラックウォールナットは、暗い色の木材と、褐色から黒っぽい樹皮に由来する名前です。北米に自生するクルミの仲間ですが、食用のクルミとして広く栽培されるペルシャグルミ(Juglans regia)とは別種です。木材でいうウォールナットと、お菓子に入るクルミの木は、必ずしも同じではありません。Kew POWO:Juglans nigra
濃い心材と、明るい辺材
心材には淡い褐色からチョコレートのような濃い褐色まで幅があり、ときに紫がかった筋も現れます。一方、幹の外側に近い辺材はクリーム色に近い白色です。同じ一本の木でも部分によって色が違うため、名前だけで一律の濃さを想像しないことが、天然木を知る第一歩になります。AHEC:American walnut
木理はおおむね通直ですが、波状や縮み状の表情を持つ材もあります。森工芸では柾目と板目のツキ板を案内しています。直線的な流れを取り入れるか、木目の広がりを楽しむかで、同じ色系統でも作品の印象は変わります。写真一枚だけで色や模様の幅すべてを表せるわけではありません。AHEC:American walnut / 森工芸 ウォールナット A4ツキ板シート
家具に使われてきた理由
ブラックウォールナットは、家具、キャビネット、建築の内装や装飾パネルに使われてきました。木目を生かす自然な仕上げに向くことも、木材として評価される理由の一つです。濃い色を塗ってつくるのとは異なる、木そのものの色の奥行きが見どころになります。USDA Wood Handbook:Black Walnut(1–9頁)
小さな作品では、淡いメープルなどと合わせると色の対比を考えやすくなります。全面をウォールナットでまとめるのか、縁や一部だけに使うのかでも雰囲気が変わります。これは材の優劣ではなく、使う面積と組み合わせによるデザインの選択です。
A4ツキ板は、木の表情を貼る材料
森工芸のA4シートは210×297mm、厚み約0.25mm。天然木ツキ板に工業用和紙を貼り合わせています。家具の木口面、木質平面の補修や貼り替え、木象嵌などに使う表面材です。厚いウォールナット材の強度を、そのままシートに求める用途ではありません。森工芸 ウォールナット A4ツキ板シート
補修に使う場合も、既存の家具と完全に同じ色になるとは限りません。まず小片で、下地、接着剤、予定する仕上げとの組み合わせを確かめることをおすすめします。必要な木目区分や仕様を確認し、目的に合う表情を商品ページでご検討ください。森工芸 ウォールナット A4ツキ板シート
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