ホワイトアッシュとは 明瞭な木目と、バットの木の話
木材辞典
淡い木肌の中に、はっきりとした木目を見せるホワイトアッシュ。野球のバットに使われる木としても知られています。強さを生かす厚い材と、木目を楽しむ薄いツキ板。同じ木でも、姿を変えると役割が変わります。森工芸 ホワイトアッシュ A4ツキ板シート / USDA Silvics:White Ash


掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名・英語名
- ホワイトアッシュ/White ash森工芸 ホワイトアッシュ A4ツキ板シート / USDA Silvics:White Ash
- 代表的な学名
- Fraxinus americana L.。北米材の流通では近縁種を含む区分もあるUSDA Silvics:White Ash / USDA Wood Handbook:White Ash Group(1–3頁)
- 科・自然分布
- モクセイ科。F. americana は北米東部を中心に自生USDA Silvics:White Ash
- 商品で案内する木目
- 柾目・板目森工芸 ホワイトアッシュ A4ツキ板シート
アッシュはトネリコの仲間
ホワイトアッシュは、モクセイ科トネリコ属の木材です。代表種はFraxinus americanaで、北米東部に広く分布します。木材の資料では、近縁のグリーンアッシュなどを含めてホワイトアッシュ類とまとめる場合もあります。身近な「アッシュ」という呼び名の後ろには、こうした植物と流通の区分があります。USDA Silvics:White Ash / USDA Wood Handbook:White Ash Group(1–3頁)
白いのは、木のすべてではない
一般に辺材は白っぽく、心材には明るい褐色から濃い褐色が見られます。北三の解説も、白い辺材と褐色系の心材を分けています。ホワイトという名前は、一枚全体が均一な白色であるという約束ではありません。木目の濃淡とともに、天然の色幅を楽しむ材です。USDA Wood Handbook:White Ash Group(1–3頁) / 北三:ホワイトアッシュ
森工芸の商品説明では、導管が目立つ、明瞭な木目を特徴として案内しています。大きな面では線や木目の広がりが見せ場になり、細い部材では長手方向の流れを生かせます。柾目と板目のどちらを選ぶかで、同じアッシュでも印象を変えられます。森工芸 ホワイトアッシュ A4ツキ板シート
バットやオールに選ばれてきた木
ホワイトアッシュの材は強靱で、衝撃に抵抗する性質を持つため、バット、オール、道具の柄などに使われてきました。家具や床、キャビネット、化粧単板にも利用されます。見た目だけでなく、用途に合わせて木材の性質が選ばれてきた歴史のある木です。USDA Silvics:White Ash / USDA Wood Handbook:White Ash Group(1–3頁)
一方、ツキ板を選ぶ目的は、そうした運動用具をつくることではなく、アッシュの木目を表面に取り入れることです。厚板で評価される強さと、薄いシートで楽しむ表情は分けて考えましょう。薄い材ならではの取り入れ方で、身近な小物にも木の印象を加えられます。森工芸 ホワイトアッシュ A4ツキ板シート
実をつける木の姿も知る
ホワイトアッシュは、翼の付いた実をつけ、風によって種を広げます。その種は鳥たちの食べ物にもなります。家具やバットの姿だけでなく、森で種を運び、生き物を支える木として眺めると、材料名が少し身近になります。USDA Silvics:White Ash
A4シートを使うときに
森工芸のA4シートは210×297mm、厚み約0.25mmの工業用和紙裏打ちツキ板です。木口面への化粧、木質平面の補修、木象嵌などに使えます。貼り付ける面を平らに整え、接着剤や仕上げとの相性を小片で確かめてからお使いください。森工芸 ホワイトアッシュ A4ツキ板シート
通常の木目とは別に、縮み杢を見せる「ホワイトアッシュ(縮)」もあります。木目の線を楽しむか、そこに重なる杢の表情を楽しむか。用途と好みに合わせて比較してみてください。森工芸 ホワイトアッシュ A4ツキ板シート
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