クリとは|実を楽しむ木から、住まいを支える木へ
木材辞典
秋の実りでおなじみのクリは、木材としても暮らしに長く関わってきました。幹の材は住宅の土台や家具、器の木地などに利用されます。ツキ板では、クリの年輪がつくる表情を薄い面として取り入れられます。

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 日本名
- クリ(栗)森林総合研究所 九州支所「クリ」
- 学名・分類
- Castanea crenata/ブナ科クリ属森林総合研究所 九州支所「クリ」
- 日本での分布
- 北海道南部から本州・四国・九州など。商品の生育地を保証する記載ではありません。森林総合研究所 九州支所「クリ」
- 販売上の木取り
- 板目森工芸 クリ A4ツキ板シート
栗の実と、クリ材は同じ木につながる
日本のクリはブナ科クリ属の落葉樹です。いがの中にできる実を食用にするだけでなく、幹は建築や道具の材料にも使われてきました。花は初夏に咲き、秋に実が熟します。実を採る木という印象から一歩広げると、家具や家の足元にもクリの姿が見つかります。森林総合研究所 九州支所「クリ」
英語ではchestnutと呼ばれます。トチの英名にあるhorse chestnutとは別の仲間です。名前の一部が共通していても、材としての性質や表情をひとまとめにはできません。森林総合研究所 九州支所「クリ」 / 北海道立総合研究機構 林産試験場「トチノキ」
年輪の表情が現れる環孔材
クリは、年輪の初めに大きな道管が並ぶ環孔材です。心材と辺材の区別がはっきりし、肌目は粗いと説明されています。森工芸のA4商品は板目の取扱いです。直線一辺倒ではない木目の流れを、箱のふたや家具の化粧面のどこに置くか考える楽しみがあります。山梨県 森林・林業関係資料「附属資料」PDF 74ページ クリ / 森工芸 クリ A4ツキ板シート
板目は樹種の名前ではなく、年輪に対する切り方に関わる言葉です。同じクリでも、年輪の幅や切り出す位置が変われば、見える模様は変わります。板目という指定と、写真と同じ模様が得られることは、分けてお考えください。日本木材学会「材質用語集」 / 森工芸 クリ A4ツキ板シート
土台や杭に使われてきた理由
クリの心材は腐りにくい材として知られ、家屋の土台、杭、枕木などに利用されてきました。農林水産省の木材紹介では、タンニンを多く含むことや、耐朽性・耐湿性が取り上げられています。家具や漆器木地にも用途が広がる、実用と意匠の両面を持つ材です。山梨県 森林・林業関係資料「附属資料」PDF 74ページ クリ / 農林水産省 aff「心も生活も豊かに 木のある暮らし」
ただし、これらは適切な厚みや加工で使う木材の一般的な説明です。薄いツキ板にしただけで、貼った家具全体が水に強くなるわけではありません。下地や接着、表面の仕上げを含めて使う場所を検討します。森工芸 クリ A4ツキ板シート
森工芸のクリを使う
シートはA4の210×297mm、厚さ約0.25mm。天然木ツキ板を工業用和紙で裏打ちした、貼って使う表面材です。家具の木口面、木質平面の補修や貼り替え、木象嵌などにご利用いただけます。森工芸 クリ A4ツキ板シート
クリの木目を一面で見せるなら、切る前に縦横の向きと使う位置を確認してください。既存の家具に合わせる場合も、樹種名だけでなく木目の大きさや色味を確かめ、必要寸法と用途を添えてご相談ください。森工芸 クリ A4ツキ板シート
関連する木を知る
国内外の公開資料を参照し、調査・構成にAIを活用しています
