ブラジリアンローズウッド|黒い縞が描く、褐色の表情
木材辞典
褐色の中に走る黒い縞。ブラジリアンローズウッドは、色と線の組み合わせがよく知られた木材です。「ローズウッド」という共通の呼び名だけでまとめず、この材ならではの一般的な特徴を見ていきます。


掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 一般名・学名
- Brazilian rosewood/Dalbergia nigra (Vell.) Allemão ex Benth.Kew Dalbergia nigra / USDA Wood Handbook 第1章
- 科・自然分布
- マメ科・ブラジルKew Dalbergia nigra
- 別名
- ジャカランダ(木材の呼称)USDA Wood Handbook 第1章
- 森工芸のシート
- A4(210×297mm)・厚み約0.25mm・工業用和紙裏打ち森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
インドローズとは別の一般種
一般にブラジリアンローズウッドと呼ばれる木は、マメ科のDalbergia nigraです。インドローズウッドのDalbergia latifoliaとは同じ属に属しますが、別の種です。KewではD. nigraの自然分布をブラジルとしています。ここで紹介する学名と分布は名称に対応する一般情報であり、当店在庫の輸入時期や由来を証明するものではありません。Kew Dalbergia nigra / USDA Wood Handbook 第1章
色の層を横切る黒い線
USDAの木材資料では、心材には褐色、赤、紫を帯びる色の幅があり、不規則で目立つ黒い縞が入ると説明されています。白い辺材との境目も明瞭です。全体を一つの色名で見るより、地色、黒い線、その間隔という三つの要素に分けて眺めると、材の表情をつかみやすくなります。USDA Wood Handbook 第1章
柄を生かすための一案は、作品の形を先に決めすぎず、使える範囲に型紙を重ねてみることです。大きく曲がる線を中央に置くのか、細い線を縁に添えるのかで構成が変わります。切り取るときに欲しい部分を失わないよう、表裏や上下を確かめてから割り付けを考えてください。
化粧単板としての使われ方
一般の木材資料には、化粧合板の表面に使う単板や、装飾的な小物への利用が記載されています。面の模様を生かして使うことは、無垢の厚板だけに限られません。一方で、木材の重さや硬さを紹介する数値は、紙裏打ちの薄いシートの性能値とは異なります。USDA Wood Handbook 第1章 / 森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
A4シートの選び方と準備
当店のA4商品は、天然木ツキ板と工業用和紙を貼り合わせた厚み約0.25mmのシートです。家具の木口面、木質平面の補修や貼り替え、木象嵌など、下地に貼って表情を添える用途を案内しています。寸法に収まるかだけでなく、完成時に見える柄の範囲も考えて必要量を選んでください。スライス加工による筋状の跡「ナイフマーク」が見られる場合があります。気になる場合の軽い研磨については、商品ページの案内をご確認ください。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
商品写真は材を選ぶための参考で、同じ縞を再現して届けるものではありません。貼り付けと塗装は、端材と同じ下地で試してから進めます。海外への持ち出しや輸出を予定する場合は、経済産業省のワシントン条約案内などで必要な手続きを事前にご確認ください。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報 / 経済産業省 ワシントン条約対象貨物の輸出入に関するFAQ
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