シャムガキ|ジリコテの名でも知られる、濃色の模様材
木材辞典
シャムガキは、濃い色の中に模様が現れる木材として扱われる名前です。ジリコテ、ゼリコテ、シリコテとも呼ばれます。「柿」の文字から想像する分類とは違う、木材の流通名を見ていきましょう。

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 流通名
- シャムガキ/ジリコテ/Ziricote丸米商会 シャムガキ(シリコテ、シャム柿)
- 一般種の学名・科
- Cordia dodecandra A.DC.・ムラサキ科丸米商会 シャムガキ(シリコテ、シャム柿) / Kew Cordia dodecandra
- 一般種の自然分布
- メキシコ中央部からグアテマラ、キューバKew Cordia dodecandra
- 森工芸のシート
- A4(210×297mm)・厚み約0.25mm・工業用和紙裏打ち森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
名前の「柿」と植物の分類
木材商社・丸米商会は、シャムガキをZiricote、学名Cordia dodecandraとして紹介しています。Kewでもこの種をムラサキ科に分類しており、コクタンのカキノキ科とは異なります。本記事では、このジリコテとしてのシャムガキを解説します。日本語の流通名をそのまま英訳したSiam persimmonだけでは、植物の分類を正確に表せません。丸米商会 シャムガキ(シリコテ、シャム柿) / Kew Cordia dodecandra
同種の自然分布はメキシコからグアテマラ、キューバにかけてです。「シャム」の名が付いていても、名前だけでタイ産と考えることはできません。また、一般種の分布と当店で扱う個々の材の伐採地は別の情報です。Kew Cordia dodecandra
濃い線と、地色の関係を見る
丸米商会の解説では、心材は赤みを帯びた濃灰色で、黒い濃淡の模様を持ち、辺材との区別が明瞭とされています。こうした模様を楽しむには、遠目で見た全体の印象と、近くで見た一本一本の線の両方を確かめるとよいでしょう。白太が入るかどうかも、完成時の構成に関わります。丸米商会 シャムガキ(シリコテ、シャム柿)
木目を風景のように眺めたり、模様の一部分を切り取って小さな面の主役にしたりするのも一案です。左右に二枚を置く場合は、単に色が近いことと、模様がつながることを分けて考えてください。商品写真にある模様や、左右対称の組み合わせを標準でお約束するものではありません。
装飾材としての使い方
一般のジリコテ材は、家具の化粧材や装飾品などに用いられます。濃色材同士を比べる場合も、コクタンのように黒さを中心に見る材と、シャムガキのように濃淡の模様を見せたい材では、作品に期待する役割が変わります。名前の近さより、見せたい線や面積を手がかりに選んでみてください。丸米商会 シャムガキ(シリコテ、シャム柿)
A4の紙裏打ちツキ板
森工芸のA4商品は、天然木ツキ板に工業用和紙を貼り合わせた厚み約0.25mmのシートです。家具の木口面、小物の表面、木象嵌など、下地に貼る化粧材としてご検討ください。接着前には型紙で使う範囲を決め、下地を平らに整えます。端材で接着と塗装を試し、実際の材の色柄を確かめながら進めてください。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
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