アユースとは 淡い木肌を持つ軽やかな材
木材辞典
アユースは、クリーム色から淡い黄色の木肌を持つアフリカの木材です。オベチェやワワ、サンバなどの名前でも知られています。木目を強く主張させるより、明るい面やほかの素材を引き立てる背景を作りたいときに候補になります。USDA Wood Handbook 第1章 / 森工芸 アユース A4ツキ板シート

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名・別名
- アユース/Ayous、Obeche、Wawa、Samba森工芸 アユース A4ツキ板シート / Kew Triplochiton scleroxylon
- 一般的な学名・科
- Triplochiton scleroxylon/アオイ科(旧分類ではアオギリ科)Kew Triplochiton scleroxylon
- 自然分布
- 西・中央熱帯アフリカKew Triplochiton scleroxylon
- A4の木取り
- 柾目森工芸 アユース A4ツキ板シート
いくつもの名前で流通する木
アユースはTriplochiton scleroxylonという木の木材名です。オベチェやワワ、サンバも資料や流通で使われる呼び名です。昔の木材資料にはアオギリ科と書かれることがありますが、現在のKewの分類ではアオイ科に含まれます。異なる科名を見かけたときは、分類の扱いが変わっている場合があることを知っておくと役立ちます。Kew Triplochiton scleroxylon / 森工芸 アユース A4ツキ板シート
白一色ではなく淡い黄色まで
一般的なアユース材はクリーム色から淡黄色で、心材と辺材の色の違いは小さいとされます。白い塗料のような均一さよりも、淡い色の中に木の表情が残ることが見どころです。強い縞を主役にしたいときとは違う視点で、明るい木肌をどう使うか考えてみてください。USDA Wood Handbook 第1章
木象嵌で明るい部分を受け持たせたり、小箱や額の面を淡い色でまとめたりする使い方が考えられます。濃い木を小さく添えるときは、暗い部分の面積を変えて全体の印象を比べてみましょう。木目を見せる面にするのか、別の素材を引き立てる面にするのかで、配置を選びやすくなります。
軽い広葉樹として知られる材
一般のアユースは比較的軽く柔らかい木材として知られ、家具部材や単板などに利用されます。広葉樹であっても、すべての材が重く硬いわけではありません。こうした無垢材の性質は木を知る参考になりますが、A4シートの使いやすさや完成品の強度を一律に保証するものではありません。USDA Wood Handbook 第1章
淡いツキ板は下地も確認する
森工芸のA4商品は柾目で、210×297mm、厚み約0.25mmです。天然木ツキ板に工業用和紙を裏打ちしており、家具の木口面や木質平面の補修、木象嵌などに使う化粧材です。厚い板を削るのではなく、用意した下地に木の表面を加える材料としてご検討ください。森工芸 アユース A4ツキ板シート
淡い色のツキ板では下地の色柄が透ける場合があります。下地が白い場合と濃い場合で見え方がどう変わるか、小片を使って確認しておくとよいでしょう。接着剤の選び方や塗り方も含めて試すことで、完成後の明るさを考えやすくなります。森工芸 アユース A4ツキ板シート
一枚の写真の白さを基準にそろえるのではなく、自然な色幅を受け入れられる構成にすることも大切です。木目や色の変化をもう少し楽しみたい場合は、シルバーハートなどの淡色系の材も比較候補になります。
関連する木を知る
国内外の公開資料を参照し、調査・構成にAIを活用しています
