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記事: TSUKI-JIRI WOOD PLATE

TSUKI-JIRI WOOD PLATE - MORIKOUGEI ONLINE STORE

TSUKI-JIRI WOOD PLATE

 

森工芸の新たな決意と取り組みです。

使われていなかったものを表舞台に引っ張り出して。

そして、単純だけれど、サステナブルに。

 

“唯一無二”で、愛でる。味わう。

希少価値が高い銘木が主役を引き立てる

美しい木目のプレート

 

『ツキジリ』―― 
それは、表舞台には登場せず、黒子としてじっと息をひそめるばかり。
でも、実はとっても貴重で、脇役どころか主役級の逸材。
なぜなら、数多のなかから選び抜かれた、美しさが自慢の無垢の木だから。
 
裏方で終わらせるのはもったいない。
さあ、名バイプレイヤー『TSUKI-JIRI WOOD PLATE』の登場です。

 

SPEC

樹種;オーク
size:12x120x30012x150x320mm

塗装仕上げ:セラウッド塗装
仕上:フラット、木彫、藍染

 

TYPE

[木彫/ridged

高度な木彫作品を作り続けている三代目彫昌(伊川昌宏)氏による手作業による木彫仕上。
彫刻刀で手彫りをしているため、一つひとつが個性的な風合い。
さざなみのような立体的な木目模様が魅力です。
※伊川彫刻店 IKAWA sculpture
 

[藍染/Indigo Dyed]

「ジャパンブルー」とも称される深みと奥行きのある藍色。
天然の木を、伝統的な蓼藍による天然染料のみで仕上げる藍染『発酵建て』で一つひとつ丁寧に染め上げています。

木の種類

[オーク/oak

いろいろな食材と合わせやすいナチュラルカラー。
硬くて重い耐久性に優れた木材。ブナ科の広葉樹でどんぐりのなる木でもおなじみ。
木目に斑()が入るのが特徴で、斑が大きく虎の毛のような斑点模様に見えるものは虎斑(とらふ)といわれます。
斑は見る角度によって光を反射して輝いて見え、藍染をすることでこの光沢が浮かび上がるのも特徴。

 

 ABOUT

木目の美しい無垢の木を紙のように薄くスライスし、家具などの表面材に使われる「ツキ板」。
そもそもツキ板として選び抜かれるのは、木目が美しく、状態が良い無垢の木だけ。
そんな銘木をギリギリまで突いて、ツキ板を削り出したその残りの部分は「ツキジリ」と呼ばれています。
何百枚と重ねられたツキ板の上下に配置されるのは、厚み1020mm程度の板である「ツキジリ」。
でも、家具や建具に貼って使われるのは、薄いツキ板のみです。
ツキジリは日の目を見ることなく、ツキ板の「残り」や「あまり」の部分としてみなされ、使われないことがほとんどでした。

 

ツキ板を家具や建具に貼ることを長年専門にしてきた森工芸は、ふと気づき、考えました。

 

「ツキ板になれず、家具や建具の表面を飾ることはできないけれど、
ツキジリは、もともと木目も色も美しい、欠点のない無垢の木。
それを使わないことの、なんともったいないことか…」

 

ツキジリだって、貴重で立派な材料。
一つひとつが個性を持ち、それぞれがレアな一点モノ。

 

唯一無二のツキジリたちは
食材や器といった主役たちを引き立てることが得意な、
“名脇役”ともいえるプレートに生まれ変わります。

 

使われていなかったものを表舞台に引っ張り出して。
そして、単純だけれど、サステナブルに。

 

2023年で創業70周年を迎える、森工芸の新たな決意と取り組みです。

 

 

 

商品ページ TSUKI-JIRI WOOD PLATE

ABOUT TSUKI-JIRI WOOD PLATE

[ツキジリってどういう意味?]

木目のきれいな木を厳選し、それをスライスして作られる「ツキ板」。そのツキ板を削り出した残りの部分は「ツキジリ」と呼ばれています。

何百枚と重ねられたツキ板は、厚み1020mm程度の板であるツキジリで挟んで納品されるのですが、ツキジリは使われないまま放置されてしまうのが普通でした。

でも、このツキジリも厳選された木材であることに変わりはありません。ツキ板になれなかった「あまり」の部分を、プレートに生まれ変わらせたのがTSUKI-JIRI WOOD PLATEです。

 

[どんなプレートなの?]

木は同じ種類でも一本一本育った環境によって、木目に個性や違いがあります。そんな天然素材ならではの自然の造形美である、木目や木の表情を楽しんでもらえるプレートがTSUKI-JIRI WOOD PLATEです。ツキジリはそもそも商品になることを想定して作られたものではありません。なので、すべてが一点モノ。プレートに形を変えて届けられた、どこかの森からやってきた木のあたたかみを感じてください。

 

[どんな仕上げなの?]

TSUKI-JIRI WOOD PLATEは、木の質感を損なわないことを大切に、同時に食器としての実用性も考えて『セラウッド』をトップコートに選択しました。

セラウッドとは、超微粒子を複合したウレタン樹脂をベースとした高性能セラミックス塗料。一般的なウレタン塗料の仕上げに比べて熱や汚れや紫外線に強いのが特徴です。もちろんですが、食品衛生試験にも適合しています。

 

[どんなふうに使ったらいいの?]

例えば…ですが、四角い形は、丸いお皿が並ぶ食卓のアクセントになると思います。

前菜やおばんざい、和菓子をのせるのはもちろん、茶器、酒器と組み合わせて…。日々の食卓を彩る木の器として楽しんでください。

「和」にこだわらず、「洋」とのコンビネーションもオススメします。オードブルや、チーズやナッツなどのおつまみ、愛らしいスイーツなどと合わせれば、きっとテーブルが華やぐと思います。

とてもシンプルなデザインなので、自由自在にスタイリングやアレンジが楽しめるはず。思いのままにTSUKI-JIRI WOOD PLATEを使ってみてください。

[インテリアにも]

一輪挿しやお気に入りの小物と組み合わせることで、空間を彩るインテリアアイテムとしてもお楽しみいただけます。

 

[お手入れはどうしたらいいの?]

TSUKI-JIRI WOOD PLATEは、日常使いの食器として気軽にご使用いただけます。

ご使用後のお手入れは、ほかの一般的な食器と同じで大丈夫。中性洗剤をつけたやわらかいスポンジでさっと洗ってください。なるべく乾いたやわらかい布で水分を拭きとってから保管するようにお願いいたします。

 

[ほかにバリエーションはないの?]

基本的にはオークで製作していますが、ほかの樹種でも製作は可能です。サイズについてもツキジリの大きさによってカスタマイズすることもできます。詳しくはお問い合せください。特に、飲食店様からのお問い合わせは大歓迎です。ご質問やご要望、ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ

[商品の取扱について]

  • 過度な衝撃は破損の原因となりますのでご注意ください。
  • やわらかいスポンジ、中性洗剤で洗ってご使用ください。
  • 電子レンジ、食洗機、冷蔵庫のご使用はお避けください。
  • 濡れた状態で鉄分に触れると、変色する場合があります。
  • 直射日光のあたる場所に長時間放置しないでください。
  • 水への長時間のつけおきはシミ、木の歪み、割れの原因になりますのでお控えください。
  • 木目や色はそれぞれ異なります。節や色の異なる部分もございますが、自然の木の表情としてお楽しみください。

Package

シンプルで高級感のある商品パッケージ。
プレゼントやお祝いなどのギフトにも最適です。

 

 

[森工芸からのメッセージ]

森工芸は、古くから木工がさかんな徳島で、木を紙のように薄くスライスした木材『ツキ板』を貼ることを専門とした化粧合板加工の会社です。

 1953年、徳島市渭東地区で私の祖父がツキ板を貼ることを専門に仕事を始めたのが森工芸の原点です。
以前は仏壇と鏡台の制作が主で、今のようにツキ板を貼った合板を組み立てるのではなく、組み立てた製品に膠を塗り、小さな手持ちのアイロンでツキ板を貼る『後貼り』を生業としていました。
現在は、家具・建具・建築・店舗内装など、様々な用途に使用をする化粧合板を制作しており、お客様が思い描くイメージを丁寧にヒアリングし、豊富な経験と木の知識を元に、形にすることを得意としています。
 
高度急成長期を経て機械化も進み、産業構造も時代の流れとともに大きく変化しましたが、おかげさまで森工芸は2023年に創業から70周年を迎えます。
もっと長い歴史をもつ企業もたくさんある中で、「たったの70年」かもしれませんが、私としては少し感慨深い思いがあります。

 

そんな節目の70年に、森工芸では新たな取り組みを始めます。

 

近年の社会課題である環境への配慮を、森工芸でも何かできないか…
そう思ったとき、

 

使われないまま処分される素材を、少しでも減らすこと。
つまり
資源を有効活用すること。

 

これが、まず私たちができる第一歩と考えました。
そして生まれたのが、TSUKI-JIRI WOOD PLATEです。

 

ほんの小さな一歩ではありますが、今まで使わずに見過ごされてしまっていたものを魅力ある商品へと生まれ変わらせることで、ユーザーのみなさまにも喜んでいただけることを目指します。 

森寛之

商品ページ TSUKI-JIRI WOOD PLATE

 

たまたまではありますが、先日取材をしていただいた講談社が刊行するワンテーママガジン『FRaU(フラウ)』S-TRIP 4月号のテーマに沿うような取り組みとなっております。

「もっともっと、サステナブルな徳島へ」

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FRaU S-TRIP 4月号「もっともっと、サステナブルな徳島へ」 - MORIKOUGEI ONLINE STORE

FRaU S-TRIP 4月号「もっともっと、サステナブルな徳島へ」

講談社が刊行するワンテーママガジン『FRaU(フラウ)』徳島特集の中で取材をしていただけました。 @fraumagazine FRaU S-TRIP 4月号「もっともっと、サステナブルな徳島へ」 https://gendai.media/articles/-/107682   『奇跡の川のものづくり』 写真は大杉隼平さん @shumpeiohsugi_photographer Text...

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『KOGEI STANDARD』へ掲載していただけました。

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