ホワイトシカモアとは 白い木肌と、楽器にも使われるカエデ
木材辞典
明るい木の面をつくりたいときに候補になるホワイトシカモア。ヨーロッパでシカモアと呼ばれるカエデの仲間は、なめらかな木肌を持ち、家具や楽器にも使われてきました。白さの中にある、静かな表情を知ってみましょう。European Atlas of Forest Tree Species:Acer pseudoplatanus / Forestry Commission:Broadleaves(1985年第2版、11–12頁) / 森工芸 ホワイトシカモア A4ツキ板シート

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名
- ホワイトシカモア森工芸 ホワイトシカモア A4ツキ板シート
- 一般に対応する木
- ヨーロッパのシカモア Acer pseudoplatanus L.Kew POWO:Acer pseudoplatanus / European Atlas of Forest Tree Species:Acer pseudoplatanus / 森工芸 ホワイトシカモア A4ツキ板シート
- 分類
- ムクロジ科カエデ属。従来の資料ではカエデ科Kew POWO:Acer pseudoplatanus
- 商品で案内する木目
- 柾目森工芸 ホワイトシカモア A4ツキ板シート
シカモアは、カエデの仲間
ヨーロッパでシカモアと呼ばれるAcer pseudoplatanusは、メープルと同じカエデ属です。中央・東・南ヨーロッパからコーカサス方面に自然分布します。一方、北米のアメリカンシカモアはプラタナスの仲間。同じ英語名でも別の木を指すため、地域と学名を合わせて読むと混同を避けられます。Kew POWO:Acer pseudoplatanus / European Atlas of Forest Tree Species:Acer pseudoplatanus / USDA Wood Handbook:Sycamore(1–8頁)
きめの細かな、淡いクリーム色
英国林業委員会の資料は、シカモア材を白に近い淡いクリーム色で、通常は木目の主張が強くない材と説明しています。なめらかな面に仕上げられることから、家具や精緻な木工、彫刻、木の器などに利用されてきました。色だけではなく、穏やかな面全体を見ると特徴を捉えやすくなります。Forestry Commission:Broadleaves(1985年第2版、11–12頁)
シカモアには、明暗が波状に見える縮み杢を持つものもあります。こうした材は、装飾用の単板や楽器用材として評価されてきました。ただし、シカモアなら必ず強い縮みがあるわけではありません。樹種の名前と、その一枚に現れる杢は、別々に見るのがポイントです。Forestry Commission:Broadleaves(1985年第2版、11–12頁)
ヴァイオリンでは、どこに使われる?
シカモアは、ヴァイオリンの仲間の裏板や側板にも使われる木です。「楽器に使う木」とひとまとめにせず、どの部位で使われるかまで知ると、材料の役割が見えてきます。ここで紹介するのは一般の楽器用材の話で、紙を裏打ちしたA4シートが楽器の板材を代用するという意味ではありません。Forestry Commission:Broadleaves(1985年第2版、11–12頁) / 森工芸 ホワイトシカモア A4ツキ板シート
翼のある種をつける木
生きたシカモアは大きく丸い樹冠をつくり、二枚の翼がV字に開いた実をつけます。種は回転しながら落下し、風に運ばれます。平らなツキ板の名前から、森や公園で枝を広げるカエデの姿までたどれるのも、素材を知る楽しみです。European Atlas of Forest Tree Species:Acer pseudoplatanus
明るい一面を、A4ツキ板で
森工芸では柾目のシートを案内しています。210×297mm、厚み約0.25mm。天然木ツキ板に工業用和紙を貼り合わせた表面材です。小箱や額の表面、木口面への化粧、木象嵌の淡色部分など、色と面の役割を考えながら取り入れられます。森工芸 ホワイトシカモア A4ツキ板シート
淡い木では下地の柄が透ける場合があります。下地を平らに整え、小片で貼り付けと仕上げを試してから進めてください。柾目という区分も、同じ幅の線や同じ杢を保証するものではありません。写真は木の表情を知る一例としてご覧ください。森工芸 ホワイトシカモア A4ツキ板シート
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