シルキーオークとは 大きな斑が見せる、もう一つのオーク
木材辞典
長い木目を横切る、大きな斑の表情が特徴的なシルキーオーク。名前にはオークと付きますが、ホワイトオークやレッドオークとは別の仲間です。模様の似方が、木の呼び名にもつながっている面白い材料です。北三:シルキーオーク / Queensland Government:Northern silky oak / Queensland DPI:What do macadamia nuts and fine timbers have in common?

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名・英語名
- シルキーオーク/Silky oak森工芸 シルキーオーク A4ツキ板シート / 北三:シルキーオーク
- 科
- ヤマモガシ科 Proteaceae。ブナ科のオークとは別北三:シルキーオーク / Queensland Government:Northern silky oak
- 学名の扱い
- 流通名に複数種があるため販売材の種は未特定。本文では北三の別名Northern silky oakに対応するCardwellia sublimisを主に紹介北三:シルキーオーク / Queensland Government:Northern silky oak / Queensland DPI:What do macadamia nuts and fine timbers have in common?
- 商品で案内する木目
- 柾目森工芸 シルキーオーク A4ツキ板シート
名前のオークと、植物のオーク
北三はシルキーオークをヤマモガシ科とし、別名をノーザンシルキーオークとしています。豪州クイーンズランド州の資料では、この名はCardwellia sublimisに対応します。一方、サザンシルキーオークと呼ばれる別種もあるため、名前だけで一種に決めず、ここではノーザンの特徴を中心に見ていきます。北三:シルキーオーク / Queensland Government:Northern silky oak / Queensland DPI:What do macadamia nuts and fine timbers have in common?
木目の線とは違う、大きな斑
ノーザンシルキーオークには幅の広い放射組織があり、柾目面で装飾的な斑がよく現れます。幹の中心から外側へ向かう組織が、切られた面で模様として見えているものです。縦に流れる木目とは異なる方向の斑が重なり、一枚の面に複雑さを与えます。Queensland Government:Northern silky oak
北三はその特徴を、銀色の木目や大きな虎斑として紹介しています。一般のオークにも斑は見られますが、模様が似ていても同じ植物とは限りません。「オーク」という名から、別々の木が持つ共通の見どころを探すことができます。北三:シルキーオーク / Queensland DPI:What do macadamia nuts and fine timbers have in common?
淡い色を土台に、模様を見せる
ノーザンシルキーオークの心材は淡い桃色から褐色、辺材は白に近い色とされます。肌目はやや粗く、部分による違いもあります。色の濃さだけではなく、斑の大きさ、長い木目との関係、面全体の密度に注目すると、この材の特徴を読み取りやすくなります。Queensland Government:Northern silky oak
オーストラリアの建具や家具に
この木はクイーンズランド北部に分布します。現地では、かつて住宅の骨組みや外装、床などにも広く使われ、現在の利用例には建具、家具、店や事務所の内装、挽物、彫刻、象嵌などがあります。木材としての用途は幅広くても、薄いツキ板では、その表情を表面の装飾に生かします。Queensland Government:Northern silky oak / 森工芸 シルキーオーク A4ツキ板シート
斑をどこに置くか、考えてから切る
森工芸の柾目シートは210×297mm、厚み約0.25mmで、工業用和紙を裏打ちしています。小箱のふたなど一面を見せる使い方と、小片を組み合わせる木象嵌では、斑の見え方が変わります。届いた材に紙の型を置き、切り取る範囲を考えてみてください。森工芸 シルキーオーク A4ツキ板シート
木口面や木質平面の化粧・補修にも利用できます。下地を平らに整え、接着や仕上げは小片で確認してから進めましょう。掲載写真と同じ位置や大きさの斑が届くというものではなく、一枚ごとの模様を生かす素材です。森工芸 シルキーオーク A4ツキ板シート
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