シタン|唐木として親しまれる、紫檀の名前
木材辞典
シタンは「紫檀」と書き、家具や工芸の世界で親しまれてきた唐木の名前です。ローズウッドという呼び名とも関わりますが、使われる名称の範囲は一様ではありません。当店の「シタン」は独立した販売材として紹介します。



掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 日本名・販売名
- シタン/紫檀森工芸 A4ツキ板シート 商品情報 / 林木育種センター 海外林木育種技術情報25号「シタン」
- 代表的な一般種
- Dalbergia cochinchinensis Pierre(本紫檀の代表種)・マメ科林木育種センター 海外林木育種技術情報25号「シタン」
- 販売材の学名
- 単一種は未特定森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
- 森工芸のシート
- A4(210×297mm)・厚み約0.25mm・工業用和紙裏打ち森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
唐木の名として受け継がれる紫檀
林木育種センターの解説は、シタンを唐木の一つとして紹介し、本紫檀の代表種にDalbergia cochinchinensisを挙げています。家具や装飾品、楽器などに用いられてきた材です。ただし、代表種の説明を、そのまま「シタン」と呼ばれる販売材すべての同定結果にすることはできません。ここでは名称の背景を知るための一般例として取り上げます。林木育種センター 海外林木育種技術情報25号「シタン」
ローズウッド、ソノケとどう違う?
北三はIndian Rosewoodの別名にSonokelingを掲載しています。このように、木材では似た呼び名が重なり、植物名と仕入れ名が一対一にならない場合があります。当店ではシタン、ローズウッド、ソノケを別の販売名でご案内しています。別商品であることを、必ず別の植物種であることと同じ意味には扱っていません。北三 ローズウッド / 森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
色の名前だけでなく、木目を見る
本紫檀の代表種については、紫を帯びる赤系の材色や縞が資料で紹介されています。「紫檀」という漢字から均一な紫色だけを思い描くより、赤みや褐色の深さ、木目の流れを合わせて見ると、実際の木材の見方が広がります。具体的な商品の表情は、その販売名の写真と材を基準にしてください。林木育種センター 海外林木育種技術情報25号「シタン」 / 森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
図案の中で使うなら、広い面の主役にする、明るい材の縁にする、木象嵌の細い線に使うなどの選択があります。まず必要な形を紙で作り、使いたい部分に重ねてみると、切り取り位置を考えやすくなります。希少性や名前の格だけで選ぶより、完成した面にどんな表情が欲しいかを基準にしてみましょう。
A4シートとしてのシタン
当店の商品は、天然木ツキ板に工業用和紙を裏打ちした、A4サイズ・厚み約0.25mmのシートです。無垢の板材とは異なり、家具の木口面や木質平面の化粧、小物の表面、木象嵌などに貼って使います。一般的なシタン材の硬さや耐久性を、シートの強度や耐水性能の保証に置き換えることはできません。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
接着前に下地を整え、端材で塗装と接着の状態を確かめてください。古い家具の補修では、樹種名が合うことに加え、既存の色味や木目との関係も確認します。一部分を目立たせたくないのか、あえて新しい化粧面として見せるのかを決めると、材の使い方を選びやすくなります。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
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