ウエンヂとは 濃褐色の木肌と細い線の表情
木材辞典
ウエンヂは、深い褐色の木肌に細い淡色の線が見られるアフリカの木材です。ウェンジ、ウェンゲなどの表記でも知られています。濃い木で作品を引き締めたいとき、黒一色ではない天然木の表情を選ぶ候補になります。北三 ウェンジ


掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名・英語名
- ウエンヂ/Wenge(ウェンジ、ウェンゲ)森工芸 ウエンヂ A4ツキ板シート / 北三 ウェンジ
- 一般的な学名・科
- Millettia laurentii/マメ科Kew Millettia laurentii / Kew Millettia 用途解説
- 代表種の自然分布
- 中央アフリカ西部の熱帯域Kew Millettia laurentii
- A4の木取り
- 柾目・板目森工芸 ウエンヂ A4ツキ板シート
濃い地色の中に見える線
一般のウエンヂでは、心材は濃褐色で、木の組織による淡い細い帯が並びます。北三の解説でも、この淡色の線を特徴として挙げています。遠目には暗く落ち着いた面に見えても、近くで見ると地色と線が重なっています。濃色の材を選ぶときは、暗さだけでなく、その中に残る模様も比べてみてください。北三 ウェンジ
作品の主役にも縁取りにも
箱やパネルの面を濃くまとめたい場合にも、明るい木の周囲を細く囲みたい場合にも、使い方を考えられます。大きく使うときは面全体の落ち着きに、小さく使うときは隣り合う素材との明暗差に注目するとよいでしょう。木象嵌で暗い部分を受け持たせる構成も一案です。
たとえば淡い地色の面と組み合わせるなら、まずウエンヂをどのくらいの面積にするかを検討してみてください。幅の細い帯を一本入れる場合と、外周を囲む場合では、作品の見え方が変わります。色の対比を強くするほど、境目や形の取り方も目に入りやすくなります。
柾目と板目で木目の方向を選ぶ
森工芸では柾目と板目のA4シートを販売しています。柾目は直線的な流れ、板目は木目の広がりを考える目安になります。いずれも天然木なので、同じ種類の木取りであっても線の幅や色は一枚ごとに違います。作品の縦横どちらに木目を通したいか、切り分ける前に見当を付けておきましょう。森工芸 ウエンヂ A4ツキ板シート / Columbia Forest Products Wood Species 101
一般の材質とシートの用途
ウエンヂは、一般には重く硬い木材として紹介されています。しかし、厚い木材の性質と、薄いツキ板シートを貼った面の性質は同じではありません。天然木の化粧面にしただけで、下地が強くなったり、水に強くなったりするわけではないため、用途は完成品全体で判断してください。北三 ウェンジ / 森工芸 ウエンヂ A4ツキ板シート
森工芸のA4商品は210×297mm、厚み約0.25mmです。天然木ツキ板に工業用和紙を裏打ちしており、家具の木口面や木質平面の補修、木象嵌などに使えます。接着面は平らに整え、刃物で切る際も小片で感触を確かめてから進めましょう。森工芸 ウエンヂ A4ツキ板シート
濃い色の材同士でも、木目の見え方はさまざまです。縞の明暗をよりはっきり見せたい場合はゼブラウッド、茶色系の光沢にも注目したい場合はオバンコールなど、仕上げたい雰囲気に合わせて比較してみてください。
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