ホワイトオークとは 虎斑と、樽を支える木の構造
木材辞典
家具や床で親しまれるホワイトオーク。名前にホワイトとあっても、白一色の木ではありません。褐色の木肌、はっきりした木目、切り方によって現れる斑。その表情を知る手がかりは、木の内側の構造にあります。USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁)


掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名・英語名
- ホワイトオーク/White oak森工芸 ホワイトオーク A4ツキ板シート / USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁)
- 一般的な範囲
- Quercus alba など、ホワイトオーク類の複数種を含む木材の区分USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁)
- 科と属
- ブナ科コナラ属 QuercusUSDA Silvics:White Oak
- 商品で案内する木目
- 柾目・板目森工芸 ホワイトオーク A4ツキ板シート
一つの名前の中に、いくつもの木
北米のホワイトオーク材には、代表的なQuercus albaのほか、バーオーク、スワンプホワイトオークなど複数の種が含まれます。ノーザンやサザンといった呼び方もありますが、販売名だけで一つの植物種や生育地が決まるわけではありません。ここでは、その材のグループに共通する特徴を中心に紹介します。USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁) / 森工芸 ホワイトオーク A4ツキ板シート
柾目に現れる、横向きの斑
一般に辺材は白っぽく、心材は灰色を帯びた褐色です。オークの柾目面には幅のある放射組織がよく現れ、縦の木目を横切るような斑が見られます。日本で虎斑と呼ばれる表情は、こうした組織が切断面に見えているものです。木目の線とは違う方向の模様にも注目すると、オークの面白さが増します。USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁) / AHEC American Hardwoods Guide 2024:White Oak(36–39頁)
柾目と板目では同じ材でも印象が変わります。虎斑を含む直線的な面を生かすか、板目の広がりを見せるかは、作品の形に合わせて考えたいところです。ただし、柾目ならすべて同じ大きさの斑が現れるというわけではありません。USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁) / 森工芸 ホワイトオーク A4ツキ板シート
樽に使われるのはなぜ?
多くのホワイトオーク類では、心材の水の通り道である導管が、チロースと呼ばれる組織でふさがれます。液体を通しにくいことが、酒類などを入れる樽に使われてきた理由の一つです。同じオークでも、導管が一般に開いているレッドオークとは、この点で違いがあります。USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁)
これは樽に適した木材の選択と加工についての話で、ツキ板シートの防水性を意味するものではありません。ホワイトオークは家具や床、建具、化粧単板にも利用され、薄い表面材では主にその色と木目を取り入れます。用途ごとに木の役割を分けて考えると、素材選びが明快になります。USDA Wood Handbook:Red Oak・White Oak(1–7〜1–8頁) / 森工芸 ホワイトオーク A4ツキ板シート
木の表情を、小さな作品へ
森工芸のA4シートは210×297mm、厚み約0.25mmの工業用和紙裏打ちツキ板です。柾目と板目を案内し、家具の木口面や木質平面の補修、木象嵌などへの利用を紹介しています。額や小箱では、木目を見せる幅と配置の向きを考えてから切り分けると、表情を生かしやすくなります。森工芸 ホワイトオーク A4ツキ板シート
貼る相手の表面を平らに整え、小片で接着と仕上げを確かめてください。掲載写真は色と木目を知る一例です。虎斑の入り方まで同じ一枚を選ぶものではなく、天然木それぞれの表情を楽しむ材料としてご検討ください。森工芸 ホワイトオーク A4ツキ板シート
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