← 木の種類一覧へ

木材辞典

スプルースという名前は、ギターやピアノの話で耳にすることもあります。木材としては、トウヒ属の複数の木に使われる呼び名です。楽器の響板として知られる一方、森工芸のA4シートでは、淡い木肌と線の表情を化粧材として楽しめます。

スプルース A4シートの掲載例
スプルース A4シートの掲載例

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。

名前の基本情報

販売名・英語名
スプルース/Spruce森工芸:スプルース A4商品
学名・科
Picea spp./マツ科トウヒ属。販売名のみで単一種には限定しません。USDA:Sitka Spruce / USDA Wood Handbook:Commercial Lumber
資料に登場する主な名
シトカスプルース:Picea sitchensis、エンゲルマンスプルース:Picea engelmanniiUSDA:Sitka Spruce / USDA Wood Handbook:Commercial Lumber
商品ページの案内
樹種説明は「アメリカ」。A4シートは柾目として案内しています。森工芸:スプルース A4商品

スプルースは、一つの学名ではない

シトカ、エンゲルマン、ホワイトなど、スプルースには複数の種名が付いて使われます。たとえばシトカスプルースは北米の太平洋沿岸に育つ木です。これらはすべて同じ木の別名ではなく、それぞれに学名と生育地があります。このページでは販売名のスプルースを入口に、トウヒ属の材として紹介します。USDA:Sitka Spruce / USDA Wood Handbook:Commercial Lumber

淡い色の中にある木目

USDAの資料では、シトカスプルースの材はクリーム色の辺材と淡い桃褐色の心材を持ち、肌目は比較的細かいと説明されています。「スプルースは真っ白」と決めつけず、淡色の中にも色の幅があると考えると、ほかの木との組み合わせがしやすくなります。これはシトカの一般的な説明で、当店の一枚一枚の色を規定するものではありません。USDA Wood Handbook:Commercial Lumber

森工芸のA4商品は柾目として案内しているシートです。木目が流れる方向を生かすと、細長い部品や平らな面に落ち着いたリズムを加えられます。掲載写真の年輪幅や色を固定した柄として捉えず、木目の方向性を知る参考にしてください。森工芸:スプルース A4商品

音をつくる材としての一面

シトカスプルースは、重さに対する強さや響きの特性から、ピアノの響板やギターの表板に利用されてきました。ここで大切なのは、用途に合わせて選ばれた木材の話であることです。同じ名前でも、和紙で裏打ちした約0.25mmのシートが、そのまま楽器の響板になるわけではありません。USDA:Sitka Spruce / 森工芸:スプルース A4商品

A4シートは、表面を飾る素材

当店では210×297mmの天然木ツキ板と工業用和紙を貼り合わせて販売しています。家具の木口、小物の化粧、木象嵌、スピーカーボックスの表面など、下地に木の質感を加える使い方を案内しています。音響性能ではなく、表面材としての寸法や貼り方を確認して選びましょう。淡色の木は下地の影響も受けやすいため、実際の下地と仕上げを小さな部分で確かめると安心です。森工芸:スプルース A4商品

スプルースのA4商品を見る ↗

関連する木を知る

国内外の公開資料を参照し、調査・構成にAIを活用しています

参考資料
  1. 森工芸:スプルース A4商品
  2. USDA:Sitka Spruce
  3. USDA Wood Handbook:Commercial Lumber