ユーカリ|多彩な木を含む名前と、ツキ板の表情
木材辞典
ユーカリと聞くと、コアラや香りのある葉を思い浮かべる人も多いでしょう。木材としてのユーカリにも、さまざまな種類と表情があります。一つの種ではなく、大きなグループの名前であることから見ていきます。

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 名称・分類
- ユーカリ/Eucalyptus属・フトモモ科Kew Eucalyptus
- 学名の範囲
- Eucalyptus spp.。販売材の単一種は未特定Kew Eucalyptus / 森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
- 属の自然分布
- フィリピンからオーストラリアKew Eucalyptus
- 森工芸のシート
- A4(210×297mm)・厚み約0.25mm・工業用和紙裏打ち森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
オーストラリアだけに限らない木の名
KewはEucalyptusをフトモモ科の属として受容し、自然分布をフィリピンからオーストラリアにかけてとしています。また、世界各地に導入された記録があります。ユーカリという名前から、販売されるすべての材を同じ種、同じ生育地と考えることはできません。一般の分布と、一枚の材がどこで育ったかは分けて見る必要があります。Kew Eucalyptus
黄白色から赤褐色まで
北三のユーカリ材の解説では、色の範囲を黄白色から赤褐色としています。木理が交錯し、肌目が粗いものとして紹介されており、ユーカリを決まった一色の素材として見るより、実際の色と模様を確かめることが大切です。ここでの色の幅は材群の一般的な説明で、すべての色が一枚に現れる意味ではありません。北三 ユーカリ
繊維の方向が変化する交錯木理では、線の流れだけでなく面の見え方にも目を向けてみてください。作品に貼る前に向きを変えて比べれば、どちらを上にしたいか、周囲の材とどのように合わせたいかを考えやすくなります。大きな模様を見せる部分と、細く使う部分を分けて計画するのも一案です。北三 ユーカリ
葉と木材は別に考える
植物として知られる葉の香りや育ち方を、そのままツキ板の性質へ結び付けることはできません。木材用のユーカリという広い名前だけで、シートの芳香、耐水性、屋外での耐久性を一律に判断しないでください。作品に必要なのが色柄なのか、特別な性能なのかを分けておくと、素材を選びやすくなります。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報 / Kew Eucalyptus
A4の紙裏打ちシートで使う
森工芸のユーカリは、天然木ツキ板と工業用和紙を貼り合わせたA4サイズ、厚み約0.25mmのシートです。家具の木口面、木質平面の貼り替え、小物の化粧や木象嵌などに用います。薄い表面材のため、作品に必要な強度は用途に合った下地で確保します。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
型紙で切り出す範囲を確かめ、接着と塗装は端材で試してください。同じユーカリの名でも一枚ごとに木目は違います。商品写真は一例として参考にし、届いた材を見ながら配置を決めることで、自然の色や線を生かした作品づくりを考えられます。森工芸 A4ツキ板シート 商品情報
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