森賢一が第119回日展で初の特選を受賞 — 木象嵌作品「芽生え」
森賢一が第119回日展にて初の特選を受賞しました
長年の目標としてきた日展特選。木象嵌作品「芽生え」が第4科(工芸美術)で選ばれました。
このたび、有限会社森工芸の代表取締役・森賢一の作品「芽生え」が、第119回日展 第4科(工芸美術)において特選を受賞いたしました。
森賢一にとって、日展で特選を受賞することは長年の目標でした。これまで幾度となく出品を重ね、木という素材と向き合いながら、自身の表現を追求してきました。
今回、長年の挑戦が実を結び、初めての特選受賞となりました。
木象嵌による表現が、工芸美術として評価される
日展は、日本を代表する総合美術展のひとつです。
その第4科(工芸美術)には、陶芸、染織、漆芸、金工、木工など、さまざまな素材や技法による作品が出品されます。
今回の受賞作品「芽生え」は、天然木を薄くスライスしたツキ板を用い、異なる樹種の木目や色彩を組み合わせる「木象嵌」の技法を中心に、螺鈿を取り入れて制作した作品です。
木が持つ自然の色合いや模様を生かしながら、細かなパーツを一つひとつ組み合わせ、月の光と生命の芽生えを表現しています。
素材も技法も異なる多様な工芸作品が集まる中で、ツキ板木象嵌による表現が特選として評価されたことは、森賢一にとって、また森工芸にとっても、大きな意味を持つ出来事となりました。
受賞作品「芽生え」
日展の特選授賞理由では、次のように評価されています。
月から注ぐ光が双葉の芽生えを育む姿を、緻密な手法で描く。木目の様々な表情や変化する色調を生かし、螺鈿まで駆使した圧倒的な仕事量である。星の運行や生命の営みといった宇宙観まで表現されている。
木目の表情や色調を生かす技術、螺鈿を組み合わせた緻密な手仕事に加え、作品に込められた生命や宇宙へのまなざしも評価されました。
木と向き合い、表現の可能性を広げる
1953年創業の森工芸は、天然木を薄くスライスした「ツキ板」を貼る技術を専門としてきました。
同じ樹種であっても、一枚として同じ木目はありません。
木の色合い、木目の流れ、光によって変わる表情。それぞれの個性を見極め、組み合わせることで、天然木ならではの表現が生まれます。
森賢一は、こうしたツキ板の特性と長年向き合い、日々のものづくりとともに、木象嵌による工芸美術作品の制作を続けてきました。
今回の特選受賞は、長年積み重ねてきた挑戦のひとつの節目であり、ツキ板という素材が持つ表現の可能性を改めて感じさせてくれる出来事となりました。
これからも森工芸は、天然木の美しさを大切にしながら、技術と表現の可能性を広げるものづくりを続けてまいります。
第119回日展 開催概要
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会期:2026年10月30日(金)~11月22日(日)
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会場:国立新美術館(東京都港区六本木)
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部門:第4科(工芸美術)
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受賞:特選
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作品名:「芽生え」
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作者:森 賢一
日展公式サイト
https://nitten.or.jp/
特選受賞者・授賞理由
https://nitten.or.jp/winning_candidate



