ナラ藍染とは|青い色と、虎斑の光を楽しむ
木材辞典
ナラ藍染の見どころは、青い色だけではありません。ナラの木目に現れる斑が、光の向きによって違った表情を見せます。同じ藍染でも、もとの木が変わると面の印象は別物。木の組織と染めの色を、重ねて楽しむ素材です。

掲載写真は、その樹種・杢の色味や木目を知るための一例です。天然木は一枚ごとに表情が異なり、写真と同じ色味・木目のものが届くわけではありません。
名前の基本情報
- 販売名・英語表記
- ナラ藍染/Indigo-dyed oak veneer森工芸:ナラ藍染 A4商品
- もとの木・分類
- ナラ類/ブナ科コナラ属 Quercus。森工芸では国産のオーク材を「ナラ」、北米産のオーク材を「ホワイトオーク」と呼び分けています。森工芸:ナラ藍染 A4商品 / USDA Wood Handbook:オークの木材
- 加工と木目区分
- 藍染・柾目。染色は植物の種類ではなく加工の区分です。森工芸:ナラ藍染 A4商品
- 商品ページの地域表記
- 樹種説明は「日本」。染料の調達地とは別の情報です。森工芸:ナラ藍染 A4商品
ナラの木目を、藍色で見直す
ナラ藍染は、ナラ材に藍色を加えた販売区分です。自然のままの茶色や淡褐色を見せる材料とは違い、木そのものの線や斑を、青い面の中で味わえます。「ナラ」という木の情報と、「藍染」という加工の情報を分けて読むと、無染色のナラや別の木を染めた商品との違いが分かりやすくなります。森工芸:ナラ藍染 A4商品
虎斑は、木の組織が見える模様
オークの柾目材では、幅広い放射組織が目立つことが知られています。ナラ材で虎斑と呼ばれる特徴的な斑も、こうした放射方向の組織が面に現れることで生まれます。年輪に沿う縦の流れとは別の模様なので、見る角度を変えると目に留まる部分が変わるのが魅力です。森工芸の商品説明でも、染色したナラの斑の光沢を紹介しています。USDA Wood Handbook:オークの木材 / 森工芸:ナラ藍染 A4商品
斑の大きさや数、位置、藍色の濃淡は一枚ずつ異なります。大きな虎斑が写真に写っていても、同じ位置や同じ面積に現れることを約束するものではありません。模様を選び取るのではなく、ナラらしい組織の表情を取り入れる参考としてご覧ください。森工芸:ナラ藍染 A4商品
もう一つの「藍染」との違い
当店の「藍染」はホワイトシカモアを用いた商品で、ナラ藍染とはもとの木が異なります。色が似ていても、細かな木肌や杢を見せる面と、ナラの斑を生かす面では、作品に加わる表情が変わります。青の濃さだけで決めず、線の流れや斑の存在感を作品の中でどう使いたいか考えてみると、素材の違いが生きてきます。森工芸:ナラ藍染 A4商品 / 森工芸:ホワイトシカモアの藍染A4
小さな面にも、色と模様を
A4シートは210×297mm、天然木ツキ板を工業用和紙で裏打ちした厚み約0.25mmの素材です。小箱のふたや飾り面、家具の木口、木象嵌などに利用できます。徳島で受け継がれる藍の文化を背景に、木の表面へ色を取り入れる楽しみ方です。貼り付けや塗装の際は実際の材料で相性を確かめ、色や光沢の仕上がりを見ながら進めてください。染めた色を変わらないものと考えず、使う場所と仕上げも合わせて検討しましょう。森工芸:ナラ藍染 A4商品 / 徳島県:阿波藍
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